点呼に入り、トラックの鍵とスマホ型ドライブレコーダー、給油カード、高速カードを受け取ります。その後が自分が乗るトラックのオイルや水、ベルトの張りなどを確認します。トラックが安全に走行するための点検も、乗務員の責任です。
点検が終わったらアルコールチェックを受けます。

会社から30分ほどの場所にある鳥栖の集荷センターへ向かい、荷物の積み込みを行います。事務所で物品積みつけ表を受け取り、アルコールチェック、服薬の確認後、トラックを洗車へと回します。美しいトラックで回ることも大事な仕事の1つなんです！

私が担当しているのは4t車でのコンビニへの雑貨・食品配送（常温）です。複数のコンビニを回り、店舗によって降ろす荷物やオーダーも違うので、配送ルートや順序を考えながら荷物を積んでいきます。パズルのように、意外に頭を使う作業です。

1便目の配送出発です！福岡市内への配送で、19:00頃に市街地に着きます。5件くらいのコンビニを回るのですが、それぞれ荷を下ろせる時間が決まっていて、早すぎても遅すぎてもNG。予定通りの時間で、かつ迅速な荷下ろしがポイントです。

センターに戻ってすぐに2便の荷物の積み込みです。福岡市の中心地にあるコンビニは、交通量の多さなどで日中の配送が難しいので、深夜便での配送量が多くなります。1便目と同じく回る店舗のルート順の効率を考えて荷物を積み込みます。

2便目の配送出発です！博多・天神の中心地を回るため、より速く正確な荷下ろしが求められます。1店舗あたり荷下ろしに要するのは15分程度。スムーズにおろせるように積んでいるので、しっかり計画通りに回っていきます。

2便目から帰ってきたら、休憩時間です。センター内の待機所かトラックの車内で食事、休息をとります。パンやカップ麺などの軽食を食べることが多いですね。お腹一杯になると荷物を移動するときに胃が圧迫されるので、腹八分目を心がけます。

休憩後、3便目スタートです。この便も中心市街地へ向かいます。細い路地道なども通るので、運転の腕も上がりました。ちなみに、配送で店舗を回る度にデジタコの荷下ろしボタンを押すため、日報などを手書きで記録する必要がありません。

最後の便が終わったら、センターへは寄らず会社へ直接戻ります。軽油を給油し、トラックを所定の位置に戻したら点呼を受け、鍵とドライブレコーダー、カード類を返却します。

出社したら、まずは現場の予定表のチェックからスタートします。
朝の物量を確認し、その日のセンターの流れを頭に入れます。

毎日、15分程の朝礼を行います。当社の社員4名に加えて、パートさんが約70名以上います。大人数のスタッフが効率的に動けるよう、社員間で意思疎通を行います。

事務所で管理・事務仕事を行うことも多いですが、荷物量が多い日は現場にとって指揮を執ることもあります。
パートさんの的確な配置や、配送先の企業に合わせたコントロールなどを行います。時には自分でリフトを操り、荷物の仕分けの手伝いを行うことも。

昼食休憩。センター内の休憩室でご飯を食べることが多いですね。事前に弁当の注文ができるほか、コンビニなどで弁当を買うことも多いです。

週に1回程度会議があります。当センターには、荷主様・センター運営（当社）・配送と、複数の企業が関わっています。
それぞれの代表者が集まり、業務の改善点や要望などを出し合い、情報交換と意思疎通を図ります。
大切な荷物をより効率的に仕分け、配送できるよう、それぞれの立場からアイデアを出し合います。

会議や現場指揮がないときは、デスクワークを行うことも多いです。
当センターは飲料品、デザート類を扱っており、年末やイベント時期が繁忙期になります。
そんな時にどう現場を動かし、なるべくスタッフに負担をかけないように回すかを考えるのが、この仕事の醍醐味です。